化学物質過敏症の人は春こそ乗り切れ

化学物質過敏症の人は春こそ乗り切れ

化学物質過敏症って、マイナーだけどこれは大変な病気です。名前の通り、化学物質に反応して頭痛や肌荒れ、めまいや吐き気などまあとても大変。しかも相手は目に見えない化学物質(≒揮発する壁材などの空気)だから、尚更やっかい。

これはなった人でないと大変さがわからない典型的な現代病だと思います。私も昔は苦労しました。冬はなんとか過ごせても、春は温度が上がるから床材や壁材からやっぱり揮発するんでしょうね。もちろん、安物の家具など(中国製の中でも粗悪なもの等)は日本では使わないような塗料を使っていることもあるので、それらが揮発して余計症状を悪化させてしまうわけ。

化学物質を検出する最新の機械を持ってきても、ほとんど検出できないようなものに身体が反応するのかいな?と思うかもしれませんが、実際するのですね、化学物質過敏症の人は。

大事なのは春です。夏は窓全開とか扇風機とか3つぐらいぐるぐるあちこちで回していたら、なんとか外気と循環して大丈夫なんだけども。又、冬は気温が低いから、きちんと24時間換気全開で窓は閉めつつ、ダウンとか着て石油ストーブ2つたいていたりしたら何とかしのげるのだけれど。春は中途半端にまだ寒いし、窓も全開するには寒すぎるってことで対策が取りづらい。化学物質が活発に揮発してくる気温になりますし。

しかもこの時期は、PM2.5や黄砂・花粉までもが揮発する化学物質に加えて強敵になる。春ってのは化学物質過敏症の人にとって最悪なこの4点セットがやってくる時なのです。一番対策をとらないといけない大事な時。この時期を失敗すると肌の異常は夏まで引きづります。

新築マンションなどでこの化学物質過敏症になってしまったら、普通は引っ越さざる得ないです。完璧な対策を取らない限りは。

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